バレエを知る人から、
バレエ文化をつなぐ人へ。
バレエ史教育者資格 ― 歴史の先端に、いまの自分がいる。
自分がいま何を踊り、何を見て、何を教え、これから何を創ろうとしているのか。
バレエ史を手がかりに、作品と文化をより深く読み、次の世代へ伝えるための教育プログラムです。
舞踊史は、
過去を覚えるための知識ではない。
現在の作品や身体、指導、劇場、文化が、どのような歴史の上にあるのかを考える。 そのための「座標軸」として舞踊史を学びます。
歴史を見る自分ではなく、歴史の中にいる自分へ。
歴史の先端に、
いまの自分がいる。
宮廷舞踊、ロマンティック・バレエ、帝政ロシア、バレエ・リュス、モダン、コンテンポラリー。
歴史は過去の箱の中にあるのではなく、変化し、受け継がれ、再解釈されながら現在まで続いています。
現在が見えるから、次に何をつくるのかを考えられる。
一つのバレエから、
世界を見る。
芳賀直子先生の舞踊史は、バレエだけの中で完結しません。作品を入口に、その作品を生んだ時代そのものへ問いを広げていきます。
ロマン主義、文学、女性観、死生観、階級、都市、舞台技術、衣裳へと問いを広げます。
振付だけでなく、音楽、美術、デザイン、ファッション、都市文化、国際交流の交点として読み解きます。
反発、革新、再解釈の連続から、古典・近代・現代を一本の流れとして見直します。
帝国劇場、海外からの舞踊文化の受容、戦争、戦後、メディア、地域教室まで、社会の変化とともに考えます。
バレエを通して世界を考えることへ。
舞踊史を、
いまの実践に役立つものへ。
歴史は「知っていると立派な教養」ではなく、踊る・教える・創る・観るという現在の判断を深めるためにあります。
ダンサー
役や作品が生まれた背景を知り、自分の解釈と表現を深める。
教師
「なぜそう教えるのか」を歴史や作品背景から考え、生徒へ世界を広げる問いを渡す。
振付家・創作者
過去の革新や試みを知り、自分が新しいと思う表現を歴史の中から捉え直す。
観客・制作者
作品や公演形式を、劇場・社会・文化の歴史まで含めて立体的に理解する。
学ぶのは、5つの「世界の見方」。
知識を増やすだけでなく、バレエを見る視点そのものを増やしていきます。
現在を歴史の中に置く
いまのバレエを、過去から続く変化の一地点として見る。
他の芸術へつなぐ
音楽、美術、文学、ファッション、演劇などとの交差から作品を見る。
社会へつなぐ
政治、階級、ジェンダー、都市、身体観、メディアまで背景を広げる。
「当たり前」を疑う
今の常識がいつ、どのように作られたのかを歴史から問い直す。
未来へ問いを渡す
過去を保存して終わらず、新しい解釈・教育・創造の入口にする。
検索で終わらず、
自分で確かめ、自分で考える。
世界を見るためには、根拠が必要です。芳賀直子先生が長年培ってきた調査の方法を、自分自身の問いを通して学びます。
問いを立てる
「なぜだろう」を、調べられる問いへ変える。
入口をつかむ
概説、検索、AIも使いながら基本情報を把握する。
資料を比べる
一つの説明を答えにせず、異なる資料を並べて読む。
一次資料へ近づく
新聞、写真、図版、公演プログラム、当時の記録へ進む。
背景まで読む
誰が、いつ、どの立場から記録したのかを考える。
意味をつくる
事実と解釈を分け、自分の問いとして現在へ戻す。
研究者になるためではなく、バレエを文化として読み、自分で考え続けられる人になるために。
主任・監修 芳賀 直子 先生
継承したいのは、知識の量だけではありません。歴史を現在へつなぎ、世界を面白く見るための「視点」と「方法」です。
芳賀 直子 先生
Naoko Haga
舞踊史研究家/専門:バレエ・リュス、バレエ・スエドワ/青森県立美術館パフォーミングアーツ推進実行委員会 委員長/青森県立美術館版バレエ『アレコ』ダンス・ドラマトゥルク/新国立劇場バレエ研修所講師/K-BALLET SCHOOL講師/大正大学客員准教授/一般社団法人日本バレエ・リュス&バレエ・スエドワ協会理事/著書『バレエ・リュス』『バレエ・ヒストリー』『ICON』ほか
こんなに面白い。
バレエ史は、知識を持っている人だけのものではありません。
作品の背景を一つ知るだけで、同じ舞台が違って見えることがあります。
衣裳の意味を知れば、身体の見え方が変わる。音楽の時代を知れば、振付の聞こえ方が変わる。
一枚の古いプログラムの広告から、その劇場へ通っていた人々の暮らしまで想像できる。
知識は、バレエを狭くするためではなく、楽しむための窓を増やすもの。
バレエ史から、文化全体へ。
作品や人物を覚えるのではなく、一つのテーマから複数の領域へ問いを広げられる力を養います。
バレエ史・舞踊史
宮廷舞踊、ロマンティック・バレエ、帝政ロシア、バレエ・リュス、20世紀、現代、日本のバレエ史。
作品を読む
作品の成立背景、上演史、再演、改訂、解釈の変化をたどります。
総合芸術として読む
音楽、美術、衣裳・ファッション、文学、演劇、舞台美術との交差を考えます。
社会を読む
政治、戦争、階級、ジェンダー、都市、メディア、教育、身体観を背景として読みます。
現代へつなぐ
クラシックとコンテンポラリーを切り離さず、現在まで続く変化として考えます。
日本のバレエを考える
海外文化の受容、劇場、教育、地域教室、メディアなどから日本独自の歩みを読み解きます。
資料とアーカイブ
文献、新聞、写真、公演プログラム、図書館・アーカイブ、証言を扱う方法を学びます。
考え、伝える
文章、作品解説、講義、展示、デジタル発信を通して、自分の問いを社会へ返します。
知る → つなぐ → 問う → 調べる → 語る。
約7か月を通して、「教えてもらう人」から「自分で世界を読み続けられる人」へ移っていきます。
歴史の座標軸を持つ
バレエ史の大きな流れを学び、現在の自分がどこにいるのかを捉えます。
世界へつなぐ
音楽、美術、ファッション、文学、社会、現代作品などへ視点を広げます。
自分の問いを調べる
一つのテーマを設定し、資料を探し、比較し、芳賀先生との対話を通して考察します。
人へ渡す
調べたことを文章や発表などにまとめ、次の問いが生まれる形で社会へ返します。
一つの小さな問いから、
世界をひらく。
大きな論文を書くことが目的ではありません。一人ひとりが「なぜ気になるのか」から始め、自分で一つの探究を完成させます。
一人につき、一つの「自分の問い」を残す。
問い/使った資料/確認できた事実/異なる説/自分の解釈/まだ分からないことを整理し、他者に伝えられる形へまとめます。
求めるのは知識量ではなく、自分で問い、確かめ、考え、次の問いへつなげられることです。
そして、資料から世界を再生する。
写真、公演プログラム、新聞、証言、地域の記録など、失われやすい資料を残す。
演目だけでなく、広告、紙面、デザイン、記載された情報から、その時代の空気を読み取る。
誰が劇場へ来ていたのか。何を身につけ、どんな都市を生きていたのか。資料から人間の姿を想像する。
過去の記録を、現在の作品理解、教育、展示、創作へつなげる。
アーカイブを終点ではなく、新しい文化や表現の出発点にする。
踊る・教えるを超えて、
バレエと関わり続ける。
舞踊史を学ぶことで、バレエとの関わり方そのものを増やしていきます。
バレエ教室
作品背景や文化を生徒へ伝え、踊りをより立体的にする。
作品解説・執筆
記事、公演プログラム、レビュー、インタビュー、教材をつくる。
地域史調査
地域の教師、教室、公演、文化施設の記憶を記録する。
展示・トーク
劇場、美術館、文化施設で、バレエを他の芸術や社会へつなぐ。
学校・文化教育
バレエを入口に、歴史・音楽・美術・社会を考える。
デジタル発信
SNS、映像、音声で資料や作品の面白さを伝える。
アーカイブ
散逸しやすい写真、プログラム、証言、記録を未来へ残す。
創作・ドラマトゥルク
歴史や資料を、新しい上演、解釈、作品づくりへつなぐ。
一人ひとりの探究から、
日本のバレエ文化そのものを豊かにする。
まだ書かれていない地域史、忘れられた人物、残されていない証言。修了者それぞれの小さな研究を蓄積し、次の研究・教育・創造へつながる文化の土台を育てます。
修了研究の蓄積
一人ひとりの問いと成果を、次の人が参照できる形へ。
デジタルアーカイブ
人物、地域、作品、写真、資料、証言を少しずつ残す。
大学・研究者との接続
より専門的な調査や共同研究につながる入口をつくる。
劇場・美術館との連携
展示、トーク、ドラマトゥルク、文化事業へ広げる。
学校・地域へ
バレエを通して世界を考える文化教育を社会へひらく。
次の創造へ
過去を守るだけでなく、歴史を新しい作品と文化の源泉にする。
安全を未来へ。文化を未来へ。
異なる二つの学びが、バレエを続けられる環境と、バレエが続いていく文化を支えます。
バレエ安全指導者資格®︎
これからの安全を支える。
身体・心理・成長・安全について判断できる人を育て、バレエを続けられる環境をつくる。
バレエ史教育者資格
これまでを知り、これからを考える。
歴史を現在へつなぎ、バレエを文化として考え、次の世代へ問いを渡せる人を育てる。
約7か月、自分の「見る目」と問いを育てる。
- 約7か月の探究型プログラム
- 芳賀直子先生との対話を含む資料調査・考察
- 一人につき一つの個別研究テーマ
- 研究成果の文章化・発表
※受講料は現時点の中心案です。講義回数・認定方法・開講日は正式募集時にご案内します。
バレエを、
もっと深く見たい人へ。
教師になるためだけの資格ではありません。踊る人、教える人、観る人、書く人、残す人、創る人へ。
バレエ教師
技術だけでなく、作品の背景や文化の面白さを生徒へ渡したい方。
現役ダンサー
役や作品を、歴史と文化から理解し、自分の表現へつなげたい方。
元ダンサー・経験者
踊ること以外にも、研究・教育・発信という形でバレエと関わり続けたい方。
学生・若手
バレエ経験を、文化、研究、教育、創作へ広げたい方。
ライター・舞台関係者
作品解説や文化発信に、歴史的な視点と根拠を持ちたい方。
バレエを愛する探究者
「もっと知りたい」「なぜだろう」という好奇心を、自分の研究へ育てたい方。
歴史の知識量ではなく、自ら問い、調べ、考え、楽しむ意欲を大切にします。
第1期は、少人数から。
一人ひとりの問いを大切にし、芳賀先生との対話を通して、それぞれの「見たい世界」を深められる規模から始める予定です。
2027年初頭〜春頃を想定
第1期開講へ向けて準備中です。正式日程は確定後にご案内します。
「何が気になるか」から始める
最初から研究テーマが完成している必要はありません。小さな違和感や好奇心を問いへ育てます。
一人ひとりの問いを拾える人数で
大量募集よりも、対話と探究の質を大切にします。
